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第3回|京都ヘルスラボでは、実際に何を学ぶの

前回の記事では、新卒で京都ヘルスラボに入ったあと、どんな治療家を目指していくのかについて書きました。

今回は、もう少し現場の話です。

就職先を探している学生さんなら、

「どんな技術を教えてもらえるんだろう?」

「学校で習ったことだけで大丈夫かな?」

「実際に患者さんを診るようになった時、自分で考えられるのかな?」

こういうところは気になると思います。

京都ヘルスラボでも、もちろん施術技術を学びます。

ただ、僕たちが身につけてほしいと思っているのは、手技だけではありません。

患者さんの話を聞いて、身体を観て、必要なことを考えて、施術して、変化を確認して、患者さんに説明する。

その一連の流れを少しずつ身につけていくことを大切にしています。

まず「何をするか」より「なぜそうするのか」

施術を覚える時、

「ここが痛いなら、この手技をする」

だけで覚えてしまうと、患者さんの状態が変わった時に対応できなくなります。

同じ腰痛でも、全員が同じ身体ではありません。

同じような症状でも、生活も違えば、身体の使い方も違います。

だから僕たちは、

なぜ、この施術をするのか。

を考えることを大切にしています。

患者さんの話を聞く。

身体を観察する。

そこから仮説を立てる。

実際に施術する。

もう一度身体を確認する。

必要なら施術内容を調整する。

こういう流れを繰り返します。

これは、現在の定性評価にある「観察力と仮説構築力」や「処方設計・調整力」にも、そのままつながっています。

問診は「症状を聞く時間」だけではありません

患者さんが、

「腰が痛いです」

と言ったから、腰だけを診る。

僕たちは、そういう問診にはしたくないと思っています。

いつから痛いのか。

どんな時に困るのか。

仕事ではどんな姿勢が多いのか。

スポーツをしているのか。

これまでどんな治療を受けてきたのか。

そして、

「この痛みが改善したら、何ができるようになりたいのか」

まで聞いていく。

症状だけではなく、その人の生活や困っていることを知るための時間でもあります。

だから問診も、治療家として身につけていく大切な力の一つです。

身体を「観る」ことも学びます

痛いところを触るだけでは、分からないことがあります。

姿勢。

身体の動かし方。

関節の動き。

歩き方。

左右の違い。

実際に触れた時の感覚。

そういった情報を集めながら、

「なぜ、ここに負担がかかっているんだろう?」

と考えていきます。

京都ヘルスラボでは、足部評価や歩行を見る機会もあります。

足型を3Dで確認したり、必要に応じてインソールについて考えたりすることもあります。

身体の一部分だけを見るのではなく、身体全体のつながりや、その人の動きまで見ながら考えていく。

これも僕たちが大切にしていることです。

手で施術することだけが選択肢ではありません

京都ヘルスラボの現場では、患者さんの状態に合わせていろいろな方法を使っています。

整体や鍼灸だけではありません。

身体を支える力が必要であれば、運動療法を考える。

安定性が不足している場合には、EMSを一つの選択肢として使う。

足に問題がある場合には、足部評価を行う。

歩き方や靴、インソールまで考えることもあります。

爪のトラブルに対応することもあります。

大切なのは、

「このメニューを売る」ことではなく、目の前の患者さんに何が必要なのかを考えること。

そのために使える選択肢を増やしていきます。

「施術した」で終わらず、変化を確認する

施術をしたら終わり。

ではありません。

施術前にどうだったのか。

施術後に何が変わったのか。

患者さん自身はどう感じているのか。

最初に考えた仮説は合っていたのか。

違っていたなら、次はどうするのか。

そこまで確認して初めて、次の治療につながります。

うまくいかなかった時も同じです。

「効かなかった」で終わるのではなく、

なぜだったんだろう?

と考える。

そして、次の方法を考える。

新卒の時から全部正しく判断できる必要はありません。

分からないことは聞けばいい。

一緒に考えればいい。

でも、分からないまま終わらせないことは大切にしてほしいと思っています。

患者さんに「伝える」ことも練習します

自分の中では、

「この人にはこれが必要だ」

と思っていても、それだけでは患者さんには分かりません。

今の身体がどうなっているのか。

なぜこの施術をするのか。

なぜ運動が必要なのか。

次の来院までに何をしてほしいのか。

それを患者さんに分かる言葉で伝える必要があります。

専門用語をたくさん知っていることと、患者さんに伝わることは別です。

だから京都ヘルスラボでは、技術だけではなく説明する力も治療家に必要な力として考えています。

現在の定性評価にも「説明力」が入っているのはそのためです。

一人で全部できるようになることを急がなくていい

ここまで読むと、

「覚えることが多そう……」

と思う人もいるかもしれません。

実際、治療家として学ぶことはたくさんあります。

僕自身も今でも学んでいます。

だから、新卒で入ってすぐ全部できることを求めているわけではありません。

まず学ぶ。

やってみる。

できるようになる。

それを繰り返して、できる状態を続けられるようになる。

京都ヘルスラボの「五つの成長」にある、

学ぶ → できる → 続ける → 支える → 育てる

も、この考え方です。

最初は教えてもらう側でいい。

でも、いつか自分ができるようになったら、今度は誰かを支える側になってほしい。

僕たちは、そこまでを成長だと考えています。

技術を増やすことが、目的ではありません

いろいろな技術を学ぶことはできます。

でも、覚えた技術の数だけで治療家の価値が決まるとは思っていません。

大事なのは、

目の前の患者さんに必要なことを考え、その人に合った形で届けられること。

そのために、聞く。

観る。

考える。

触れる。

伝える。

施術する。

確認する。

そして、また考える。

この繰り返しが、治療家としての力になっていくと思っています。

京都ヘルスラボでは、そういう治療家を一緒に目指していきます。

次回は、少し視点を変えて、

「京都ヘルスラボで働く1日は、実際どんな感じなのか」

について書いていこうと思います。

株式会社 京都ヘルスラボ
代表 小林俊太

小林俊太

小林俊太

運動を通じて健康でいることの大切さを常に 多くの患者様のみならず、地域の皆様へ伝えていきたいです!

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